電気設備工事のミッション!
「電気設備工事」とは、電気配線という“血管”と情報通信配線という“神経”を建物の隅々にまで巡らせて、人々がその建物を実際に使えるようにする仕事です。近い未来、情報技術の進化によって電気自動車、スマートハウス、ロボットなどがさらに私たちの身近になり、社会は便利かつ大胆に変わっていきます。省エネや再生可能エネルギーといったエネルギー事情も大きく変貌するはず。これらの先進技術を陰ながら支え、電気を安心かつ安定して使えるようなシステムをつくって維持していくのが電気設備工事のミッション! 活躍の場は建物の裏側ですが、大きな期待を背負うキーパーソンでもあるのです。
他業者とのコミュニケーション
電気設備工事の現場では、社外のスタッフとのチームプレーが不可欠です。なぜなら…建物という箱ができても、電気がなければ照明はもちろん、給排水、空調、音響、エレベーターなど何も動かすことができないから。これらの設備はそれぞれ専門の設備業者が入って施工するため、皆が通電する時を今か今かと楽しみに待ちかまえています。このように多くのスタッフが関わる現場では、図面や工程表も大事ですが、一緒に工事に入る他業者との密な打ち合わせがカギに! コミュニケーションは少々大変ですが、「いい建物を建てたい」という想いはみな同じ。社外にも頼りがいのある先輩や仲間ができる、そう考えたら人生が何だか豊かになりそうですね。
施工管理の仕事
工事契約後、設計図をもとに必要な資材やスタッフの手配を行い、実際に作業できるように寸法などを記した施工図を作成します。工事が始まってからは、現場で工程・品質・安全・原価の管理を行って工事進行をサポート。つまり、電気設備工事チームの“監督”の役割です。現場に常駐して建物がゼロからつくられていく様を見守ることが多いため、完成時に照明が灯ったときの達成感は格別です。
設計積算の仕事
設計積算の仕事は、主に「設計」「積算」の2つに分けられます。設計では、営業から発注を受けた工事について、お客様の要望と予算に応えながら自社の技術を生かして設計。設計図をもとに、工事に使用する資材と数量を拾い出します。つづいて「積算」では、材料費、労務や運搬、現場経費など工事にかかる金額を算出して見積書を作成します。この見積書をもとに、営業担当が契約交渉にのぞみます。
総務の仕事
本社に席を置き、社員の要望に対してフレキシブルに対応する仕事です。その仕事の範囲は幅広く、電話応対や接客、備品の発注、見積書・請求書・注文書の作成など、“ここまで”という線引きはほとんどありません。とくに建設業界は、外回りや、現場に常駐するスタッフが多いため、不在の間の事務処理や申請書類の作成などを的確にサポートし、社員が働きやすい環境を整えます。
営業の仕事
新たな受注をいただくためのルート営業が一般的です。電気設備工事は目に見えない部分の工事が多いため、お客様から信頼を得ることがもっとも重要なポイント。新規のお客様に対しては、要望をヒアリングした上で施工実績や技術力を丁寧に説明。一歩先の提案をするために、工事現場へ足を運んだり、国家資格を取得して専門知識を磨くことも心がけています。