理系のイメージの強い業界ですが、当社では文系出身の社員も多く、第一線で活躍しています。
工務課、設計積算課、総務課で働く社員と上司の仕事ぶりをのぞいてみました。
電気設備工事の現場で必要なのは『先読み力』。
「図面通りです」ではなく、お客様目線の提案を盛り込みたい!
主な仕事内容は?
建物の照明やコンセントを使えるようにする配線工事を行っています。実際の工事は職人さんが担うので、主な業務は「図面作成」と「工事管理」ですね。
仕事の流れは、まず担当物件のお客様や設計担当から“この位置にこの明るさがほしい”といったご要望を聞き、照明や配線計画を盛り込んだ「図面」を作成し、必要な材料や器具を発注します。いざ工事が始まると、実際の現場で工事をスムーズに進めるための「工事管理」がミッション。現場では図面の意図の説明や工程チェックのほか、時には作業を手伝うこともあります。
電気設備工事は建築の最終段階であり、空調や水道業者の方など多くの設備関係者との連携がとても大切。一緒に建物に入る職人の皆さんに気持ちよく仕事をしてもらうためには、工程・材料ともに不足がないよう先手を打っていく必要があります。まだ入社3年目で経験不足な部分を補うためにも、分からない点をそのままにしないで、密にコミュニケーションを取ることを心がけています。
仕事のやりがいは?
これまで、スーパーの改修工事や銀行の新築工事などに携わってきました。普段は入れないようなバックヤードに入ったり、銀行員や医師の方などあらゆる業種の方と話す機会ができ、子供っぽい言い方かもしれませんが毎日が「社会科見学」のような面白さや発見がある仕事だと思います(笑)。
3年目を迎え、現場の経験を重ねることで、「お客様にとっての使いやすさとは」「現場で今必要な調整とは」といった『先読み力』が着実にアップしていると感じています。特に3件目となるスーパーの改修工事は初めて主担当を任せられたのですが、工程・内容ともに理想通りに進められ、達成感がありました! まだまだ上司や先輩の下で学ぶ日々ですが、「早く利益を生み出せる人材になる」というのが僕の目標です。見通しが甘ければ、人手不足や材料費オーバーといった損失や事故を招く仕事。お客様目線と職人さん目線の両面で『先読み力』を身につけ、どんな現場も安心して任されるようになりたいですね。
1日のタイムスケジュール
私は入社して2年間で6物件を担当しました。スーパーの改修工事では、一人で現場対応ができるようになりましたが、銀行の工事では防犯設備など初めての経験尽くしで、上司の下でも戸惑うことが多かったですね。今は1年がかりの大規模な工場の電気設備工事に携わっていて、これから工事に着手するところです。
吉田電気工事のメリットは、大小さまざまな仕事に関われること。私が1年目のときは正直右も左も分からず、様々な現場にいて仕事を見ていただけの状態でした。でも2年目に大きな物件を担当し、上司と現場に常駐。仕事の全体像と流れをゼロから教えてもらえたのが良い機会になりました。大規模物件で1年かけて業務にじっくりと携わると「何をやればいいのか、何を求められているのか」をさらに考えやすいと思いますね。
3年目の自分はまだまだ半人前です。図面作成のスピードは上がりましたが、早く現場を一人で回せるようになりたいですね。
この仕事は毎回まったく同じ現場はないからこそ、焦らず経験を積むことが大切。一通りの現場経験を重ねることで、「要望通り図面にしました、工事しました」という単純作業ではなく、「自分がお客様だったら使いやすいか」という目線で提案できるようになります。例えば、ドアや家具の後ろにスイッチやコンセントが隠れてしまったら、お客様は満足がいかず、再工事になることも…。設計図はあくまで“絵”ととらえ、現場で真の使い勝手を見極めるのが僕たちの腕の見せどころです!
だれでもできる仕事ではなく、現場での判断力が吉田電気工事の強みなんですね。
そうです。「施工管理」は、常にフレキシブルな対応力が問われる仕事。だからこそ、後輩が初めて担当する現場の時は特に、上司や先輩が様子を気にかけています。疑問や不安があれば、遠慮をしないでどんどん質問をしてほしいですね。何でも教えます!